赤い羽根募金は怪しい?使い道、colabo、炎上、問題点、ピンハネ、闇、強制

出典:赤い羽根共同募金

赤い羽根共同募金というと、小学生の頃から募金し、街頭で学生がボランティア活動を行っているイメージがとても強いのではないでしょうか。

今もその赤い羽根募金なる集金は続いており、地域の福祉活動や災害時支援に役立てるために使われています。

しかし、健全な活動に思える赤い羽根募金ですが、『募金』というだけで怪しく思われる部分があり、『赤い羽根募金の闇』と題したブログやSNSで発信するユーザーは少なからずいます。

募金とはいえ、使用用途がわからないことに不信感を感じる方も多くいるようで、善意で募金していたお金の使い道が不透明であること、一部の職員による不祥事が起こったことにより「もう募金はしない」と意見する方もいるなかで、「赤い羽根募金は闇が深く怪しい」と言われる噂がネット上で多く見かけます。

インターネットが普及していく時代のなかで、黒い噂や怪しいと言われる情報が拡散され、事実とは違うと完全否定する方と募金活動に対して快く思わない意見も多く見られました。

そこで、小学生時代から募金活動を行ってきた筆者が、怪しいと言われるようになった発端は何か、黒い噂となった情報を調べてみました。

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赤い羽根募金が怪しいと言われる理由

①募金したお金の使い道

赤い羽根募金は年間約170億円以上も集まり、内訳としては大部分が都道府県に還元され、募金活動が行われる時点でその目的に使い道が設定されています。

公式ホームページの中にある『はねっと』というページに各地域の金額と使い道が公開されていますが、その使い道に多くの疑問の声がありました。

社会福祉を目的とする様々な事業活動に幅広く配分されているようですが、赤い羽根募金による事業と称して行われる高齢者による会食やバスツアーなど、楽しそうなイベントが実施されている現状に「募金だから自由だけど本当に困っている人に使ってほしい」といった意見もあり、募金の使い道に違和感を感じる方もいるようです。

地域の困った人のために募金をしている方にとっては、こういった募金の使い道に不審に感じてしまうのかもしれません。

②募金詐欺の横行

募金詐欺は、災害や難民問題、動物愛護など嘘の募金活動に関する情報を広め寄付金を騙しとるなど、善意につけ込む募金詐欺の手口は年々多様化してきており、実際に詐欺罪で逮捕された事例もあることから、募金に対するイメージはとても悪くなっています。

募金詐欺の横行により、正当な理由でまじめに募金を行っている団体にも疑惑の目で見られていることから、赤い羽根募金に関しても正しく使われていないのではないか、と疑われるようになったのではないでしょうか。

③ピンハネしている噂

赤い羽根募金で集まったお金から運営費として職員の給与や報酬が支払われていることや募金するうえで発生する経費の差引により、全額寄付されないことに関して、「用途を記載せずに使い込まれているのではないか」といった疑惑があります。

また、募金で役員報酬が支払われ、職員の温泉旅行や忘年会にも使われているとの噂もあり、信憑性は高いとは言えませんが、職員による着服が発覚するなどの不祥事が多岐に渡り発生したことで、一層怪しさが増してしまった要因であると考えられます。

④不祥事による実名報道がされない

『じぶんの町を良くするしくみ』として取り組まれている赤い羽根募金。担当職員による数百万~数千万単位での横領事件が各地で発生し、快く思わない声が目立っています。

募金が不明になったり、領収書の控えも不明といった管理がずさんな所が報道されたりなど、不明瞭な部分が発生しやすく横領しやすい環境であることが伺えます。

募金を横領したことによるニュースでは、着服した人の実名は伏せられることが多く、「赤い羽根募金で起こった不祥事は実名報道してほしい」といった声や「未成年者でもないのに名前を隠すのはおかしい」といった意見もあり、「不祥事がまた起きないように抑止力として実名は報道するべきだ」とする口コミがたくさんありました。

募金の使い道や都合の悪いことは開示しないスタンスに、違和感を感じるのかもしれません。

⑤町内会や自治会での強制徴収

赤い羽根募金の集金方法に、強制的に募金させられているというイメージは強く、地域で行われている募金には疑問の声や不満を持つ方は多くいます。

本来募金は任意で行われることに対し、町内会や自治会ではほとんど強制的に徴収されている実態があることから「納得いかない」との声が多く、町内会費に上乗せし徴収している所もあったようで、裁判で違法だとする判決がだされた事例もあります。

強制的な雰囲気のなかで集金活動に協力させられる仕組みだけでなく、徴収された募金の使い道が不明なことが多いことから不審に感じる住民も多く、不満を吐露する投稿が見られます。

善意で行われる募金に強制徴収、しまいには不透明な使用用途が見られることから怪しく思われている理由ではないでしょうか。

⑥募金なのに目標額が設定される

赤い羽根募金は、地域ごとに助成事業に必要とされる目標額を事前に定め、寄付を募る計画募金とされていますが、募金であるのに計画的に目標額が決まっていることに違和感を感じる方は少なからずいるようです。

一部の自治会では目標額達成のため、募金額を決めて徴収している現状もあることから、善意で行う募金に対して悪いイメージを持ってしまった方もいるのではないでしょうか。

『募金は決して強制するものではない』と発信する赤い羽根募金ですが、募金の多くは戸別募金(世帯ごとの募金)が大半を占めているという事実もあり、半強制的に募金させられることに「募金を集めなければならない圧力があるのでは」と怪しく感じるようです。

⑦高額ギャラである噂

毎年放送されるチャリティー番組である24時間テレビ『愛は地球を救う』は、募金活動やチャリティーイベントがメインとなっています。

しかし、出演者に高額なギャラが支払われているとの情報が流れたことにより問題視する声が多く見られました。

テレビ局側は完全に否定はしていましたが、出演依頼のあったビートたけしさんは「ギャラがでるようなチャリティー番組には出演しない」と断ったことをラジオでコメントした経緯もあることから、ギャラは支払われている可能性は高いと言えます。

ギャラは公表されないため真相は分かりませんが、夏の風物詩となったチャリティー番組に対し、秋の風物詩となった赤い羽根募金にもイメージキャラクターとして就任した有名人へ高額なギャラが支払われているのではないか、疑う声もあります。

チャリティー番組でありながら使い道などの内訳は一切公表されないことから、似たように募金活動を行っている赤い羽根募金に対しても怪しく思われているように感じます。

⑧赤い羽根募金は中国と繋がりがある説

赤い羽根募金で集められた募金は、中国や韓国へお金が流れているとの黒い噂があります。

その噂となる情報が、募金のお金で中国の植林が行われていること、韓国文化の普及啓発活動に使われていたことが挙げられます。

中国の植林は黄砂を防ぐためとされており、日本のために使われていることは良いとして、中国の環境問題を日本のお金で対策を行うのはあまり良いイメージを持てません。

また、韓国文化の普及活動と称して韓国料理講習が行われていることに関しても本当に必要な活動なのか不信感が大きいです。

町を良くするしくみとされている募金には何ら関係のないように考えられることから、「善意の気持ちが悪用されている」と意見する方もおり、事業活動報告や寄付の使い道が中国や韓国と関わっていることから黒い噂として囁かれています。

⑨赤い羽根の仕入先

赤い羽根募金で寄付した方に渡されていた『赤い羽根』はどこから仕入れているのか深く考えてこなかった方は多くいるのではないでしょうか。

私自身は日本で製造しているものだと思っていた赤い羽根ですが、中国から億単位で仕入れているという事実にとても衝撃を受けました。

億単位のお金を募金から使われていることにあまり良い気はしませんが、生き物の羽を使用するという行為に疑問視する声があります。

『助け合い、思いやり、しあわせ』の意味が込められているとされる赤い羽根ですが、その意味合いも事実を知れば不快といった感情しか残りません。

「赤い羽根は貰ってもゴミになる」といった声も多いことから「無駄なお金をかけている」と考える人も多く見られます。

⑩助成先の問題

赤い羽根募金が怪しいと強く言われるようになった理由として、助成先の問題が発覚した所から始まったように思います。

昔から赤い羽根募金には悪い噂はあったようですが、今回Colaboやぱっぷす、若草プロジェクトといった怪しい団体へ多額の助成金が支払われていたということが問題になっています。

一人のユーザー『暇空茜』さんという方がSNSで『不正会計』を指摘したことで問題は炎上し、ネット上で多くの方に情報が拡散されたことで、助成金を支払っていた赤い羽根募金へも飛び火している状態です。

Colaboは委託事業や交付金を受け取っていながら、各所で助成を申請し、重複で助成を受けていたことも問題として取り上げられ、多くの方から批判を受けており「赤い羽根募金には募金しない」といった声が大きくなりつつあります。

善意で募金していたお金が、怪しい団体へ流れていたという事実があったことで、これまで以上に募金に対して怪しさを加速させてしまったように思います。

戦後の日本復興の一環として、助け合いの精神から生まれた歴史ある募金で信頼感はあったのですが、本当に必要な団体への支援がなされていない現状があることに、募金に対する悪い印象が強く感じてしまう問題となっています。

赤い羽根募金は怪しい?まとめ

今回赤い羽根募金に関しての情報を見てみると、真実である確証はないものの怪しいと思われる内容ばかりで、安易に募金をするのではなく使い道についてもちゃんと把握しなければならいなと考えさせられました。

小学生の頃から募金活動は行ってきましたが、支援が必要な所へ有効に使われていないこと、怪しい団体へお金が流れていたり着服といった不祥事が多いことから、怪しく思われる要因がたくさんあることに正直「募金はしたくない」という気持ちが大きくなります。

赤い羽根募金は歴史もあり、募金によって地域に役立てられている事実もありますので、募金自体はしないという選択はないかと思いますが、募金のお金の管理や使い道は国民の信頼を得るためにもしっかりと情報を公開してほしいです。

しかし、悪く言われる情報がたくさんあったことで、良いイメージはなくなってしまいました。