はぐくみ基金は怪しい?デメリット、評判、途中解約、口コミ

はぐくみ基金

出典:福祉はぐくみ企業年金基金

はぐくみ基金、正式には「福祉はぐくみ企業年金基金」は、確定給付型の企業年金制度(DB)である。

この制度は、加入者自身が資産運用を行い、資産形成支援や福利厚生を受け取ることができるもので、特に福祉や医療業界の福利厚生を目的に設立された。

このはぐくみ基金だが、どうやらインターネット上で「怪しい」との声が上がっているようだ。今回は、はぐくみ基金がなぜ「怪しい」と言われているのか、その理由について調査した。

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はぐくみ基金が怪しいと言われる理由

①加入の仕方についての懸念

はぐくみ基金への加入は、事務委託機関を介して行われる必要があり、その過程で初期だけでなく継続的な費用が発生する可能性がある。この加入プロセスは、手間やコストがかかるため、利用者にとって負担となることが考えられる。

②加入資格に関する制限

個人事業主やその従業員、理事が役員だけの会社、売上が増加していない会社、就業規則がない会社など、特定の条件を満たさない企業や個人は加入できないとされている。

これにより、多くの対象者が利用できない可能性があるため、一部で「怪しい」言われるようになったのではないだろうか。

③節税効果の計算の複雑さ

はぐくみ基金を通じた節税額は、年収や給与の額に依存し、計算が複雑であるため、多くの人が理解しにくいと感じる恐れがある。これは、利用者が制度のメリットを十分に理解する上での障壁になると考えられる。

④節税メカニズムの不透明さ

退職金を受け取った際の税金計算が、通常の給与と比べて半分の税額になるという仕組みは、税制に詳しくない人にとっては不透明に感じられるかもしれない。このような不透明性は、制度への信頼性を損ねる原因となり得る。

⑤向いている人に関する限定性

はぐくみ基金は、経営が安定しており退職金制度を設けていない法人の理事、役員、スタッフにとっては有利だが、そうでない場合にはメリットを感じにくいため「怪しい」と感じる人もいると思われる。

⑥富裕層以外へのメリットの限定性

富裕層にとっては大きな節税効果が見込めるが、それ以外の人々にとってはその節税効果が限定的である場合が多い。このような仕組みも、はぐくみ基金に不信感を抱く要因となっていると考えられる。

⑦信用問題

厚生労働省の認可を受けているものの、新しい制度であるため、その信用性について疑問を持つ人もいる。新しい制度への信頼を築くには、時間が必要であると考えられる。

はぐくみ基金の口コミと解説

「はぐくみ基金」ご存知ですか?恥ずかしながら、わたしは昨日知りました。保育・福祉・介護業界で働く方の資産形成を支援したい想いを形にした確定給付型の企業年金基金。加入者だけでなく事業主にとっては社会保険料を削減できる。4年前にできたばかり。設立された方々の熱い想いに響いてしまった。

はぐくみ基金って脱退してもすぐ戻ってこないのね。振り込まれるのに1、2ヶ月もかかってたらあんまりメリットないような

新しい体制にするため、中退共から「はぐくみ基金」に変更したい。クリニックとかで導入してるところあるのかな。
社労士さんに聞いてみたら「なにそれ?」と言われてしまった
税理士に聞いた方がよいのかな。

僕は「はぐくみ基金」推しかなぁ。
社会保険料削れるから本人も会社もメリットあるし。
なんなら役員も入れるからめっちゃお得!
賛否あると思うけどね。

皆さんの働いているところ、退職金ありますか?ウチはようやく資金的に確保できそうなので「はぐくみ基金」はじめてみようと思っています。
給与から自分で積むスタイルですので、前払い退職金として給与を上げたうえで、積む人は積んでくださいというスタイルですが…

はぐくみ基金とか共済に入れん高収入の役員とか儲けてる人がさらに儲ける為で、決まった年数貯める基金とは違い退職毎に変動する基金で基金運用会社、運営会社も儲けを分けて節税する程収入のない私らが得する訳ないと思います

企業型DBのはぐくみ基金もいいけどマイナスあると企業が穴埋めしないとだし。個人は楽だけど。

はぐくみ基金、かなり節税効果があることはわかったけど、それを国が推し進める意味がわからないんだよな。

会社で退職金の運用をするはぐくみ基金と言うのに申し込みさせられる
検索すると一番上に 怪しいって出るんだけど
私の気持ちも 怪しい なんだけどな。

はぐくみ基金っていいんだけど、退職までお金が下ろせないのがちょっとな〜

はぐくみ基金に関する上記の口コミは、利用者や関心を持つ人々の様々な意見や経験を反映している。

保育・福祉・介護業界での資産形成支援というポジティブな目的から、脱退時の遅延、認知度の低さ、節税効果への疑問、そして運用に関する懸念まで、多岐にわたる声がある。

しかし、はぐくみ基金は厚生労働省の認可を受けた制度であり、社会保険料の削減や資産形成を目的とした、保育・福祉・介護業界で働く人々に対するサポートする目的がある。

そのため、はぐくみ基金が「怪しい」という一面だけを捉えるのではなく、制度の意図や利用者にもたらすメリットにも注意を向けることが重要ではないだろうか。