パワーエックスが怪しいと言われる7の理由と口コミ

パワーエックス

出典:パワーエックス

「永遠に、エネルギーに困らない地球。」

大型蓄電池の製造販売などを手掛ける株式会社パワーエックスの公式サイトを開くと、そんなビジョンが書かれている。

ビジョンであるからそれは展望や理想像と言った意味合いで、実現を約束するものではない。

しかし大袈裟すぎやしないか。実現されれば大変喜ばしいことだが一方で怪しさも感じてしまう。

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パワーエックスが怪しいと言われる理由

①設立間もない

パワーエックスはエネルギーを「溜める」「運ぶ」「使う」を総合的にデザインし、自然エネルギーの爆発的普及を実現させる事を理念に掲げ、2021年3月に設立された企業だ。

その経営方針は素晴らしいが、長年政府や大企業が取り組んできたこの難題を、設立間もない新興企業が解決できるのだろうか?との疑念が浮かぶ。

②社長の経歴

パワーエックスの取締役兼代表執行役社長CEOである伊藤正裕氏。その経歴は輝かしい。

平成12年12月17歳で㈱ヤッパ(現ZOZOテクノロジーズ)を創業、平成26年10月M&Aにより㈱スタートトゥデイ(現㈱ZOZO)の傘下入り、平成29年7月㈱ZOZO取締役兼COOに就任。

現在はパワーエックスの他に㈱スノーピークの社外取締役も務めている。だがいずれもエネルギーとは無関係である。

③社長の学歴

ちなみに出身大学を調べたところ香川医科大学大学院医学研究科卒とこちらもそん色ない。

ただエネルギーに関しては完全に素人ということになる。

④電気を船で運ぶ計画

パワーエックスが掲げた大きな事業計画のひとつが、電気を運ぶ船「パワーアーク」の自社開発だ。

現在電気は、基本的に発電所から送電線を通じて配電されているが、なぜ船で運ぶのかというと、ケーブルよりも送電コストが安く、また地域間の送電線の容量に依存せず簡単にいろんな地域に電気を届けることが出来るようになるからだという。

「日本発の新しい産業を作りたい」との伊藤社長の意気込みは伝わるが、前例のない壮大な事業だけに不安はつきまとう。

⑤洋上風力発電の拡大を見込んで

「パワーアーク」開発の狙いは、実はもうひとつある。

それは「洋上風力発電所」で発電された電力を、船によって運び売買することだ。

政府は2050年までに電力の50~60%を太陽や風力などの再生可能エネルギーで発電されたものに切り替える方針を打ち出している。

その主力の1つとして期待されているのが「洋上風力発電」だ。海の上はまさに強風が吹き荒れる資源の宝庫というわけだ。だが洋上風力発電所の拡大は、予測であり希望である。実現するとは限らない。

⑥EVバッテリーの不具合

「パワーアーク」開発とは別にもうひとつ、柱となる事業がある。

EV(電気自動車)向けの急速充電用バッテリーや、船舶用の「巨大バッテリー」の製造だ。ところがこのEVバッテリー、テスラ車両で不具合が報告されている。

⑦実験、分析は終えたものの・・・

その後テスラ車両の様々なモデルでの実験、過去データの分析で安全性が確認されたとして、テスラ車両による充電ステーションの利用控えの推奨が解除されたものの、テスラ車両を含むチャデモアダプターを使用するすべてのEVは責任の対象外としている。

パワーエックスの口コミ

パワーXは景気回復の起爆剤としての色合いが大きい投機会社ですので、関連する事業が残っているうちは支援する企業も残って何かするでしょうが、そうでなければ即会社ごと撤退するんじゃないかな、と思っています。

パワーエックス社は投資詐欺会社ですか?ゴールドマン・サックスとかコンサルティング会社の外国人も絡んで胡散臭いのですが電気の専門家として見て成功すると思いますか?

個人的には海洋施設は経済性の面でなかなか難しい気はしますね。まず、洋上風力発電そのものがコスト的にチャレンジングな立場です。

非常に効率が悪く、太陽光発電の利便性と即時使用性に負けることが予想されます。お金をかけるだけ無駄です。太陽光なら、個別に、即座に、効率よく、非常時でも遅滞なく使用できるからです。

パワーエックスは胡散臭さ全開なのに資金調達には成功しまくってる

本来利益度外視で事業を軌道に乗せる目的で国がテコ入れするのに、利権の喰い合いで事業そのものがポシャるパターン

パワーエックスさんからメールが来るんだけど、テスラに乗るとパワーエックスさんの充電器で不具合が起こるから充電器使わないでくれって通知がでるんだよな~

パワーエックスさん。もの凄く期待している企業なんだけど、このテスラとのトラブルは心配。X上で共同調査を依頼しているのはどうなんだ。どっちの問題か分からないけど、早く解決して欲しい。

パワーエックスとテスラ接続エラーの件、まだまだ解決には程遠いようです。なぜならチャデモアダプターを介してのエラーなので原因究明が出来ない様子。

伊藤さんの崇高な思想は、すばらしいと思いますが・・・今の日本の社会、経済状態だと、よほど安価な国産BEVが発売されないと、そもそもBEVの数が増えないことが心配です。

やはり事業計画が壮大かつ前代未聞とだけあって、世間の反応としては不安視する口コミが多い。

対してメディアからの注目度は高く、パワーエックスの取り組みを絶賛する記事も見られた。

エネルギー問題は全人類の課題である。批判するでも過剰に期待するでもなく、その動向を見守りたい。