事業構想大学院大学が怪しいと言われる理由まとめ

事業構想大学院大学

出典:事業構想大学院大学

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事業構想大学院大学が怪しいと言われる理由

事業構想大学院大学とは?

事業構想大学院大学とは、学校法人先端教育機構が運営する教育機関である。大学院なのか?大学なのか?

名前からではよくわからない。「大学院大学」というのは、「学部をおくことなく大学院をおく大学のことらしいので、どうやら大学のようだ。

2012年に設立され、東京、名古屋、大阪、福岡、仙台と全国に校舎を構える。カリキュラムは共通で、所属校舎を自由に選択できるとのこと。オンライン授業もある。

そのあたりは都度自由に選択できるようだ。ちなみに名前の似ている社会構想大学院大学は、運営元を同じくする大学である。

何を学ぶ場所か?普通の大学との違いは?

入学するのに、いわゆる学力テストなどの知識を問う問題はないようだ。

一次選考は志望書などにより合否判定が行われ、二次選考は、「強い問題意識と使命感、好奇心と多様性を享受するオープンな志向の有無」と「事業構想に取り組んでいくうえで必要な専門知識と分析・創造的能力を身に着けていくために必要な基礎力」を、筆記試験や面接官との対話を通じて評価するとのこと。

よくわからないが、入りたいという熱意があれば入れる場所のように感じた。

そして、入学後は何を学ぶ場所かというと…事業構想大学院大学公式Instagram (https://www.instagram.com/ mpd_pr)概要欄には、

【新規事業を生み出す人材を育成する専門職大学院。2年間の事業構想修士(MPD)課程で、新規事業開発、地方創生・地域活性、起業、事業承継において、自身の事業構想および構想計画を研究します】

とある。

2年間で、事業構想修士という専門職学位が取れるようだ。事業構想修士というものを初めて耳にしたが、どうやらほぼこの学校独自の学位と思われる。Googleの口コミで、『某グロービス同様、残念修士のうちの一つです』と記している方もいた。

総じて、事業構想大学院大学は具体的にどういう学校で、何を学ぶのか、いまひとつ明確に伝わってこない感じが怪しいというイメージに直結していると感じる。

学費は?

2年間で、入学金を含め330万円。しかし、厚生労働省の教育訓練給付金(専門実践教育訓練)の対象講座に指定されているため国から最大で112万円が給付されるとのことだ。

学校の規模は?

輩出した修了生は572名とのこと。2012年開校で、修了までできた人数が572名となると1年間約50名強。もちろん途中で辞めた人もいるだろう。

それにしても、「大学」という名前からイメージするには少ないと感じた。専門学校的なイメージの方が近いのかもしれないと推測する。

設立者、東英弥という人物

設立者の東英弥氏が、なかなか多彩な経歴を持つ人物のようだ。広告会社「伝創社」を創業したり、現在も広告に関する出版物を刊行する「宣伝会議」の代表取締役を務めている。

この「宣伝会議」という会社もあらゆるセミナーや講座を行っているようで、そこにも

【市場が求めるスキル・知識を基に、価値を生み出し続ける力を身につけましょう】

という文言がある。それが、事業構想大学院大学の入学案内と似ていると感じた。

同じことが伝創社にも言える。

【BtoB企業・大学・研究機関のお客様を中心に、ブランディング、インターナルコミュニケーション、マーケティング・コミュニケーションのための各種施策・企画・制作、各種メディア取扱まで、トータルにサービス提供する総合広告会社です】

とあるが、なんというか羅列の文言が雰囲気重視の印象を受ける。

カタカナに拒絶反応を持つ時代ではない。なんとなく、こんな感じにすると【できる印象になる】と言われているような気になるのである。

事業構想大学院大学と、特定の宗教との関係なども見つからなかった。事業構想大学院大学の怪しい雰囲気は、具体性に欠ける案内文句から生まれているのではないだろうか。

事業構想大学院大学の口コミ

ある程度リテラシーがある「できる人」が入るとガッカリすると思うので、そういう方には他の学校のほうが合うかも。
人脈づくりには役立つかも
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