オクトパスエナジーは怪しい?評判、高い、解約、燃料費調整額、詐欺?

出典:【公式】オクトパスエナジー | グリーンな電気、もっと安く

近年ネット広告などで見かけるピンク色のタコのキャラクターが目を引くオクトパスエナジーという会社を検索すると「怪しい」というワードを見つけてしまい本当に利用しても大丈夫なのか不安になってしまう方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

電力の自由化で様々な電力小売業が増えている中、オクトパスエナジーが外資系という理由だけで怪しいと言われているわけではないようです。

そこでこの記事ではオクトパスエナジーが怪しいと言われている理由を調査し、9個の項目にまとめました。気になる方もこれから契約をしようと考えている方も是非参考にしてみてください。

スポンサーリンク

オクトパスエナジーが怪しいと言われる理由

①オクトパスエナジーとはそもそも電力会社?ガス会社?

「広告バナーでよくみるけど何の会社かわからない」
「ライフライン供給の会社なの?」

そういう疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

オクトパスエナジーとはイギリスのエネルギー企業オクトパスエナジーと東京ガスによる合弁会社、つまり二つの会社が半分ずつ出資している会社になります。オクトパスエナジーはイギリスやドイツなどで新電力サービスを既に始めており会社としての実績はそこそこにあるようです。

単体で日本進出しているわけではなくしっかりと国内企業のサポートもあることや環境に配慮したエネルギーに注目している点を含めると正解規模で活躍している会社といえるでしょう。

②設立からの日にちが浅い

「オクトパスエナジーという会社を聞いたことがない」
「最近になって知った」

という方も中にはいるようです。オクトパスエナジーの設立は2021年となっています。比較的新しく年数も浅いですが出資の70%を担う東京ガスは1885年の設立、都民の電気やガスのライフラインを支えている大きな企業でもあります。

同じく出資の残りを出しているイギリスのオクトパスエナジー社は2015年の設立となっておりイギリスやドイツをはじめとする各国180万件以上の顧客を持つ実績を持っています。

日本事業を始めるにあたって創設したものがオクトパスエナジーというわけです。決して実績のない会社が0から始めた新規事業というわけではないのでサービスなどの不安は少ないのではないのでしょうか。

③使っている人が少ない、実績が分かりにくい

「価格の面で使ってみたいけど口コミが少ない」
「検索してもなかなか情報が出てこない」

こういった声もあるようです。2021年から日本事業を開始したオクトパスエナジーですがまだまだ知名度は低く、目にする告知もネット上のバナーなどポップアップなどが中心となっています。

調査してみると最近では国内の電力小売事業の撤退などにより会社を切り変えなければならない方が次の契約会社としてオクトパスエナジーを選んでいる傾向もみられるようです。

会社の方針はCO2の削減や再生利用エネルギーを中心とした電力供給、というものなので昨今話題になっている環境問題などに関心がある方からの指示が一部多く見られます。これからの時代に合わせたエネルギー供給の伸びしろは大きくある会社と言えるでしょう。

④料金がわかりにくい

「契約したいけど料金プランがサイトに掲載されていない」
「海外の会社だから料金が不安」

こういった考えをお持ちの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。確かに検索をしてイギリスの会社、というワードが出てくるといくら安さを売りにしているとはいえ料金面が心配になりますよね。

調査をしてみるとオクトパスエナジーと全国各エリアの主要電力会社の料金との比較をまとめているサイトがあり、基本的な料金の目安を確認することができます。

またオクトパスエナジーのサイトからは現在住んでいる郵便番号を入力しメールでの返信にて料金プランが分かるようになっています。こちらは利用する電力の多さなどを選ぶことでオクトパスエナジーから推奨する料金プランが提示される仕組みになっているようです。

また、オクトパスエナジーの料金プランは3種類のみとなっており、通常のプランからオプションなどを考えている方には少々物足りなさを感じてしまうかもしれません。

環境に配慮するという目的が強いため太陽光パネルが設置されている家庭向けのプランや自宅で電気自動車充電を行っている家庭向けのプランもあり比較的最新型のプランがあるのも注目するべき点と言えます。

⑤口コミの評価が高いものしかない

口コミの評価が高いといい製品というイメージを多く持ちますが中には「あまりにも低評価がなく、怪しい」と感じてしまう方もいるようです。オクトパスエナジーはやはり日本上陸と日本事業部が近日設立されたこともあり、まだまだ情報不足だと感じてしまう部分もあるようです。

しかし一方的に「問題ナシ!良い会社だ!」と高い評価をしているわけではなく、海外ベンチャーだからこその不安も書かれているようです。

例えば

『WEBサイトへのイメージが日本のものと違うためそのPOPさや時折翻訳がやや正しくない文章で表示されている』
『度々WEBサイトの変更があり欲しい情報がすぐに見られない』

などのことがあげられています。

今の時代はネットからの情報が頼りになる部分が非常に大きいため必要な情報が検索しにくいと不審に思ってしまう人もいるのでは、という評価もつけられているようです。まだまだ電力会社としては新規に当たるため今後は改善策が上がってくる可能性もあるかと思います。

一方で節電チャレンジや電撃キャッシュバックなどの取組も定期的に行っているため普通の電力会社では見られないお得感を得られるといったプラスの意見も挙げられています。このような意外性を活かしたキャンペーンも魅力の一部になっていると考えられます。

⑥契約までの流れがあっさりとしていて不安

「ネットから簡単に契約できるけど本当に契約できている?」

という不安の声もあるようです。ですが近年、小売電力事業に関わらず、その他ライフラインに置いてもネットからの登録解約が徐々に増えている傾向にあります。

オクトパスエナジーも例に漏れず、ネットからの契約で電力会社の乗り換えが簡単にできる仕様となっているようです。

さらにサイトから料金プランをメールにて請求すればすぐに気に入ったプランへの申し込みも可能となっています。

また、もしも利用後に解約したい場合においても解約金は0円、引っ越し先で別の電力会社を選ぶ場合も解約手続きなどの面倒なものは比較的少ないと公式サイトにも掲載されています。

こういったハードルの低さは単身者や学生、若年層からの支持がやや強くなる傾向のようです。

⑦燃料調整費が高いという声もある

オクトパスエナジーを使っていて「燃料調整費が高い」と感じる方もいるようです。燃料調整費とは燃料価格の変動を電気代に反映する料金ですが、他電力会社と比べると以前まではオクトパスエナジーのほうが単価が高かったようです。

現在では大手電力会社をはじめとする各社が料金プランを見直した結果、オクトパスエナジーとの差は縮まっているため割高だと感じることも少なくなっているようです。

⑧自分の電気の使用量を詳しく確認できない

毎月の電気料金が安いことを強みとしているオクトパスエナジーですが「自分の電気使用量を詳しく確認できない」という声もあるようです。

できれば自分がいつの時期、どれくらい電気を使っているのかを知ることができれば生活の見直しから節約ができる可能性もありますよね。

ただ全く使用量が確認できないというわけではないようです。オクトパスエナジーはマイページから「過去24時間」「過去7日間」「過去30日間」の3種類から使用料を遡って確認できます。

あまり頻繁に確認の必要がなければ直近の一か月以内の使用量だけでも十分だと思いますが、日本のような季節の変わり目が比較的長い地域では一か月のデータだけでは使用量の比較がなかなか難しいところではあります。

⑨訪問販売に注意しなければならない

「オクトパスエナジーを名乗る訪問販売が家に来た」
「強引に契約を進められた」
「突然アパートやマンション全体でオクトパスエナジーへ移行すると伝えられた」

など、こういった声もネット上にはあるようです。突然の訪問販売や集合住宅丸ごとの移行という内容を聞かされると不安になったり怪しいと思ってしまいますよね。

しかし、オクトパスエナジーのサイトにはしっかりと「ある日を境に集合住宅全体でオクトパスエナジーに移行するということは一切ございません」と記載されています。加えて訪問販売の内容での疑問点も問い合わせできるフォームが用意されています。

ただオクトパスエナジーも代理店が実際に訪問販売を行っているのは事実なのでもし自宅に営業がやってきた際は「第一声で訪問販売の旨を伝えているか」「自社名を明かしているか」などに注意しなければなりません。

こういった訪問販売での問題は電力の自由化以降増加傾向にあると言われています。契約の際は内容をしっかり確認し、すぐに契約をしないように気を付けることが大切といえるでしょう。

オクトパスエナジーは怪しい?まとめ

いかがでしたか。オクトパスエナジーが怪しいと言われている理由を9個解説してきましたが、個人的には怪しくないと考えています。契約のハードルの低さ、環境への配慮、料金の安さなどがやはり使ってみてもいいと思えるポイントになっています。

一方では暮らすエリアによってはまだまだ国内大手電力との料金プランの差があり、絶対的に安いとは言えないので、契約する場合の家族構成や料金シミュレーションも必要だと感じました。