突破不動産が怪しいと言われる理由まとめ

突破不動産

出典:突破不動産

突破不動産、という名前の不動産仲介会社があるようだ。

ホームページを開くと、【賃貸の審査に通らない方へ 希望の部屋に住めるよう徹底サポート!】とのうたい文句が目を引く。

それは本当なのか?怪しくはないのだろうか?という疑問にせまってみようと思う。

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突破不動産が怪しいと言われる理由

審査に通らない人を突破させていいのか

そもそも、審査に通らない人を「突破」させていいのかという疑問を感じた。

ホームページには、夜職の方・無職の方・個人事業主様・外国籍の方・クレジットカード事故歴有り…などなど他社では審査に通りづらい方を希望の部屋に入居させてくれるとのことだが、どんな手段を使うのだろう。荒っぽい手段で逆にトラブルになるのではないか。

ホームページを読み進めると、「10年の紹介実績があり、多数の管理会社と連携。スーモ・ホームズ・アットホームに掲載物件全てを紹介可能です!」とのこと。

一例で外国籍の方のおすすめコメントとして、『日本国籍を持っていないことで大家さんに断られ続けていましたが、大家さんに1件1件交渉して頂きなんとか希望の物件を見つけられました』とある。

そういうきめの細かいやり方で、制度や規定から零れ落ちてしまう人をサポートするということならいいのだが。

会社情報が見当たらない

ホームページのどこにも、会社の詳しい情報がない。メインのページから進めるところは【電話をかける】か【LINEで相談する】、【問い合わせフォーム】のみ。どういう会社か、所在地は、など一切がわからず不安になる。

個人的な話になるが、筆者がここ数年で不動産仲介をお願いしたお店はふたつ。名前を思い出しホームページを見てみた。どちらのお店も、会社情報のページには詳しい情報と、「免許番号」が記されている。

この「免許番号」は宅地建物取引業の免許だ。不動産仲介業には宅地建物取引業の免許が必須である。もちろんホームページに載せなければいけないという義務はないとは思うが、実際クリアをしているのかは気になる。

国土交通省の提供する宅地建物取引業者検索システムで、突破不動産を検索してみた。カタカナ、漢字共にヒットしなかった。なぜなのだろうか。

入居できないなどのトラブルがある?

ネットの質問サイトで、突破不動産についてのトラブルめいたものを見つけた。

『賃貸の契約で入金したのに部屋が住めないとかありますか? 突破不動産という仲介業者を使っているのですが確認の仕方が分かりません』

というものだ。入金したのに住むことができないというのは困る。

回答のひとつとして、『その不動産屋が所属する宅建協会などの記載があれば、取引で損害を受けても、保証協会に訴えれば賠償してもらえます』というものがあった。

これは、もしその不動産屋がどこにも所属していないとしたら、トラブルを引き受けてくれるところがないということなのだろうか?それは不安しかない。

似たようなコンセプトの「エース不動産」

突破不動産をGoogleで調べると、【審査に通りにくい人を通す】というコンセプトのエース不動産が上の方にヒットする。審査突破の賃貸専門を掲げる店だ。ただしこちらは店舗情報欄に免許番号もきっちり掲載されている。

このエース不動産は、「賃貸審査突破のエース不動産」という名前でYouTubeで動画発信もしている。【突破】【不動産】という言葉が共通しているので、もしかして混同している方もいるかもしれない。

信用できるか十分に注意を

いろいろな事情はあると思うが、今すぐ引っ越したいという困っている人がさらなるトラブルに巻き込まれないことを願う。契約する場合は、書類などの確認を念入りにしてほしい。