資産運用検定が怪しいと言われる3つの理由

資産運用検定

出典:資産運用・投資の資格|資産運用検定公式サイト

新NISAの導入が話題となり資産形成の機運が高まっている今日において、資産運用検定という資格に注目が集まっている。

一方で、資産運用検定は怪しいといった声も見られる。この記事では、資産運用検定がなぜ怪しいと言われるのか、その理由を主に3点紹介する。

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資産運用検定が怪しいと言われる理由

社会的な認知度が高くない

資産運用検定が怪しいと言われる一つ目の理由として、資格そのものの認知度が高くないことが挙げられる。

資産に関する資格と聞けば、ファイナンシャル・プランニング技能士(以下FP)を第一に想起する人が多い。

事実、FPを保有資格として転職活動時のPR要素として使う転職者も多い。

また、職種によってはFPの保有または、FPに相当する業務経験をマストの条件にして募集されるケースや、FPの資格を有することで特別手当が出るケースもあり、企業側も注目している資格と言える。

一方で、資産運用検定は消費者・企業双方においてその認知度は低く、大手転職サイトで検索した場合、検索結果は0である。これは資産運用検定の社会的な認知度が低いことを裏付けていると言える。

国家資格ではなく民間資格である

資産運用検定が国家資格ではなく民間資格であることからも、その資格の存在意義や、資格を有することによってもたらされる恩恵を疑問視する声が少なくない。

民間資格そのものが怪しいわけではないが、資産運用検定の取得難度も決して高いとは言えない。

例として同じ3級で比較しても、FPは試験そのものが学科と実技に分かれ計180分要するのに対し、資産運用検定3級の試験内容は全て4択の選択式であり、試験時間もFPの半分である90分と短時間である。

また、試験結果が受験直後に確認できるといった容易な試験形式であることからも、資産運用検定を所有する有用性が疑問視されている。

歴史の浅い資格である

資産運用検定は2021年に始まった、比較的新しい資格である。参考までにFPは1990年に始まった資格である。

また、資産運用検定の公式HPを確認すると3級、2級、1級と資格が区分されているものの、1級に至っては準備中と表記されており、資格を定義づけ、提供している社団法人側の準備も現段階において完璧とは言い難い。

ある種未完成ともいえる資格となっている状況だけに、ネット上では資産運用検定に対する懐疑的な意見が散見される。

まとめと口コミ

上記3点が、資産運用検定は怪しいと言われる主な理由であると筆者は考える。

その他、資産運用検定に対して懐疑的な複数のクチコミを以下にまとめた。

クチコミの内容を確認すると、いずれも同資格が社会で評価を受けにくいものであることを示唆するものが多数である。

また、クチコミの中には、受講テキストの販売が一時期停止していたことや運営元の不透明性について言及したものもあり、先述の通り、その歴史の浅さから資格そのものが万全に整っていない印象を受けた。

運営元は一般社団法人を謳っていますが公益性や営利/非営利の有無が不明で、受講時間わずか30時間で取れる資格が役に立つとは思えません。おそらくFPと重複した内容だと推測が出来ます。

資産運用検定と投資診断士は就活には使えない資格です。 そもそも履歴書に書けないです。 あくまでも趣味の世界です。

2023年(令和5年)1月時点で受講テキストの販売が中止されており再開も未定になっていたようです。 現在は申し込みはできますが、発送は一時停止しています。 原因は申し込みが多いということですが・・・

資産運用検定3級届いた日に合格w
これは株クラ&FPなら楽勝。
就職転職に役立つかどうかは知らんけど。

この資格は民間資格です。取得したからといって、就活に有利とか転職に有利になるような資格ではありません。もし、就活や転職に活かしたい方はFP取得をオススメします。